明け方頃見た夢の前半は知ってる人がいろいろ出てきたり、自分の内面のわかりやすい悩みとかが出ていたようなので(自分にとっては物悲しく印象的だったが)省略してその後半。

家の中に虫がいる系の夢だった。そういう夢を以前よく見た、と目が覚めた直後には思ったようだけど、どうも今になってはそんな記憶がない。
枕をもちあげると毛虫がいたり、家の中に次々と毛虫が見つかる。どこかにヘビもいたようだ。そして窓の外を見ると星型の模様のあるヘビが軒の左端あたりからぶらさがっていた。星だからアメリカのヘビだと思う。薄暗い中にもう一匹並んでいるのがわかって、それはコブラの形だった。外にいる人をひゅっ、と襲おうとしたコブラがそのまま部屋にとびこんできて阿鼻叫喚。パニックのあまり目が覚める。

コーヒー飲みつつ。
コーヒー飲むのはひさしぶりである。風邪をひいているから。
ゆうべから今朝にかけてはコーヒー摂らないどころか、風邪薬まで飲んでたのに徹夜(寝おちたびたびあり)で原稿を書き続けられたのだからやろうと思えば私にはできるのである。ほんとに。


そんな寝おち時に見た夢の一部だと思うが、夢にたしか志村けんが出てきて、公開録画をしてるステージから会場をサーチライトのようなものでぐるっと照らしてみせるという場面があった。
すると客席がかなりがらがらで空席が目立ったので悲しい気持ちになったのを憶えている。
私はステージと客席どっちつかずのような位置にいて、またその番組は全員集合とカトけんの中間のような印象がしていた。
とにかく何かの終りが近づいていることをはからずも暴露してしまったサーチライトであった。
物悲しい夢が好きだ。

夢。○○さんといっしょに駅のホームを歩いている。電車の、予約した席を見にいくところだ。137番。窓から覗くと電車は横並びの通勤電車式のシートだった。わりと混んでおり、137番の席には小さな子供と母親が座っていた。席の後ろの窓に付箋のようなものが貼ってあり、そこに何か書き込まれている。それが予約席の印らしい。予約したのは私だけなので、○○さんも近くに座れたらと思うが、空いてないかもしれない。私は言って席を空けてもらう権利があるけど、○○さんにはない。

正月から風邪をひいているのだが、どうも去年も大晦日から熱を出していたらしく恒例の年またぎの風邪である。
風邪のせいか正月のせいか、夢がふだんよりざわざわしているようだ。今朝の夢の中では安川奈緒さんの詩を読んでいたりした。
夢の中では亡くなってしまった人がとくべつな意味をもって登場するような気がする。登場したのは詩だったけれど。
だが私の夢の記憶は順番や時間が整理されておらず、かたまりになっていて話がさっぱり思い出せない。
いちおう見ているときは順番や時間が存在していたと思うのだが。その経験じたいはほとんど記憶されず、いわば夢の「脚本」のほうを直接思い出してしまっているのかもしれない。
夢の「脚本」には順番も時間もないというのが私の説である。
どんな順番に、どのような時間配分で「演出」してもかまわないようにできているのが夢の「脚本」である。
という説です。

風邪をひくと喉が過敏になり、全身の三分の一が喉になったような体感である。
ひろがった喉の敏感さに生活が支配されてしまう。
ひろがった喉が帆になって咳で進む船のようなものに自分がなっている。
いったいどこにはこばれているのだろうか。

咳止めが効かないのか効いてるからこれだけなのかはわからない。

ブログだと一日の日付の上に積み重なって行くだけなので、ひんぱんに何か書いてもツイッターのように無駄にしてしまった時間の量が物量的に迫ってこないので、精神衛生的にはよいのだろう。