2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

意味のないものを書く

説明になっている文章がだめなのは説明には意味があるから。 描写は小説から意味をうばっていくから必要。

内容はいらない

小説を書いていていちばん気をつけなきゃというか肝に銘じなきゃいけないと思うのは「見得を切らない」ということで、つまりうっかり小説の中で「いいこと」を言おうなどと思ってはいけないということだ。 そう気をつけているつもりでもいつのまにか「いいこ…

深沢七郎を考え中

●「東北の神武たち」深沢七郎 とちゅう楢山節孝の書き出しの文章が唐突に出てきたのでわらった。民話みたいなくりかえしくりかえしが多くて(内容も民話的)それが散文らしい反復感、つまり口承的なリズム感とはちょっとちがう、無意味を堆積させていくあの…

短歌日記

雨にぬれた水着を吊るす ぼくらには大西洋へそそがない川

短歌日記

すじをひく星が夜明けのあちこちをコンビナートの寝息のように

さいきんみたビデオ

ここんところ見たビデオの感想をまとめて書こうと思ったけど、北野武『菊次郎の夏』の感想がなんど書こうとしても書けずそういうところにつまずいてまた日記がとまる。『菊次郎の夏』はたけし演じるおじさんがおしゃれすぎると思う。子供がおっさん顔すぎる…