2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

短歌日記

燃えている苺たくさんほおばって火事になるとき私はきれい

フランケンシュタインとゾンビ

『フランケンシュタインの逆襲』テレンス・フィッシャー ピーター・カッシングのフランケンシュタイン男爵がクリストファー・リーの怪物に言葉をおしえ込み、熊のように鎖につながれた怪物を命令で立ったり座ったりさせるというシーンを見て、そうだ『死霊の…

『渡辺のわたし』斉藤斎藤

わたし、踊る。わたし、配る。わたし、これからすべての質問にいいえで答える。 斉藤斎藤 斉藤斎藤第一歌集を読む。 まとまりのつかない感想メモをだらだらと箇条書きにしてみた。このなかには今後斉藤斎藤論のキモとして発展させていく部分もあれば途中で捨…

君が代の二番の歌詞をでたらめに歌へども歌へども定型

日本国民ならば誰でもご存じのようにあらゆる短歌(57577)はわれらが国歌「君が代」(名曲だよネ!)のメロディで荘厳に歌いあげることができるのだが、それは歌詞にたまたま短歌が採用されているからにすぎないなどと呑気にかまえてていい事態ではな…

短歌日記

あいつならここにいるよとピストルで自らのこめかみを示した

知恵熱にささぐ

数日前短歌がらみでちょっと特殊な経験(私にとって)をしたせいで、いま頭のなかで短歌の細胞が膨らみすぎてほかを圧迫している。しばらく安静にして頭の中の短歌をなだめすかして熱をとって大人しくさせないといろいろまずい後遺症が出るかもしれない。 だ…

実力について

アッシャー家 ブックオフでビデオを買う。聞いたことはあったり聞いたこともないようなホラー映画や女族物がやけに充実したその日の棚だった。迷った末『アッシャー家の惨劇』(ロジャー・コーマン)と『チンピラ』(青山真治)を買った。『アッシャー家の惨…

短歌日記

おいしそうだった動物ほんとうは食べられない動物だった 青空

短歌日記

足跡にみえたんだっけ点々と貝殻をたどるうちに真夜中

短歌日記

砂浜で風にころげる水玉のビニール・ボール きのうもあった

短歌日記

まだここが海と決まったわけじゃない 揺れているのは髪かもしれない

短歌日記

書くもののかわりにくれた板ガムに爪たててメモる十一桁を

自宅まで取りに行きます、と清水邦明も言っている

近所のブックオフは店自体でかいからだろうけど歌集の棚が充実してて、ネットでよく見かける歌人さんのあたらしい歌集などもちらほら見つけることがある。著者謹呈の紙片がはさまったまんま売られてる歌集も多いので、送られてきた歌集はかたっぱしからブッ…

こんどは小説

七月になったことだし、がんばって小説でも書くかな。五十枚くらいのを八月末くらいまでに。