2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

女神の順番

本日更新のポプラビーチ「週刊てのひら怪談」に拙作が掲載されています。 http://www.poplarbeech.com/kaidan/kaidan.html 我妻俊樹という名前で載っております。鳥のフンに降られたのは実話です。 でも鳥のフンは臭くなくて白い絵の具溶いた水みたいなので…

ご当地怪談

西荻てのひら怪談募集中。4月末日〆切り。 http://www.poplarbeech.com/kaidan/event/index.html 怪談につきもののネガティブな要素の取り扱い、をどうするかという問題がご当地怪談の場合はあると思うんですよ。そういうのをあんまり排除すると怪談として…

手の匂い

洗濯中なので手が洗剤くさい。というのは言葉の綾で、実際にはいい匂いがする。なので手の匂いを時々嗅ぎながらキーを打つ。と、打たれる文章が、確実に匂いの影響を受けていく。匂いについて書くわけではないが、匂いによって書かされる。書くことと素材の…

風呂読み

ひさしぶりに風呂に入ったらお湯が腐っている。入れっぱなしの入浴剤は悪臭に押され気味で苦しげに香った。それもしかたないことでしかない。そのことで何かに対してとくに腹は立てない。もし腹を立てなんらかの暴力を行使するなら、まっさきに自分自身がそ…

題名と描写と説明

推敲は削りまくることが中心となった。いらない場面、だれてる場面などをサクサク削ってしまうとだいぶましになる。いらないものはたいてい多すぎて、必要なものはたいてい少なすぎる。それが自然な状態だからだろう。作品というのは、自然な状態ではいけな…