2008-01-01から1年間の記事一覧

予定日記

この大事な時に新PC(とはいえ中古)のバックライト不調で旧PC(液晶死にかけ。起動不安定)に引越し。まーいつ画面が暗転するかという不安に怯えて書くよりは、不具合を知り尽くしたポンコツのほうがほんのちょっとましかと。ぎゅっと押し込まないと出ない…

予定日記

私はつねに、たいてい、前から順番に、その先のことは何もしらずに、進みたいとねがう。 だが、ここよりずっと先のことが、とつぜん思い浮かんでしまう、ことはよくある。 浮かんだ以上、記録しなければならない。しかも、いきいきと、つまりスケッチにとど…

予定日記

この週末で50越えを。(現在30超) きのうは朝宇宙戦争で脳メーター振り切る(すごい。傑作)。書けまくる。午後〜夜ガス欠。 きょうは朝からしごく低調。あの場所にもどれない。夢なのか? 方向もわからず。暗澹。 で、すがるように叫みはじめたら突然視界がひ…

里親募集

友達の神田ぱんさんが猫の里親を募集しています。 くわしくはこちら。 猫が飼いたい、ちょうど飼いたいところだった、という方はぜひご訪問を。

予定日記

(年内はほとんどこういう日記と思うので悪しからず。) やはり予定どおりいかず。本がとにかく読めぬ。寝不足で。べつ忙しいからでも不眠症でもなく、あまりにメリハリない日々でいつ寝ていいか判らない為。活字追うとここぞとばかり寝る。間違ってる。なので…

予定日記

少しも予定通りにならない。が、予定は○意識するため(×守るため)にある、か? 守らないと意識し続けられないだろう。守れるように立て、守りに行く。 夢かけ続き。書く。映二本(洋〜70's)を午後と夜に。書く。あいまに伝令了へ。以上。あとは書く。

予定日記

時間を滝のようにどぶにそそぐ毎日に恐怖を覚える。これからは予定を立てて生きることにする。 予定は「予定日記」カテゴリーに書く。リリース後約24時間有効(影響が持続)。自分への伝達効率、呪文性の獲得、プライヴァシー保護、精神の完全確保などのため記述…

メレンゲで読む

十二月になっている。 今年驚いたのは近所の金木犀がいっせいに咲いたときだった。 「こないだ咲いたばかりだよな。二、三ヶ月くらい前?」「いや、こないだと思うのは錯覚で、ほんとは数日前なんじゃないか」「つまり数日前にそう思ったことを忘れてて、あ…

県境を越える

解約したプロバイダにモデム返却のため、県境を越えてゆうパックを出しにいった。ゆうパックは窓口に持ち込むと百円安くなり、同一の県から送るとさらに百円安くなるのでそうした。最初はやたらいろんなものを無料にして歓迎ムードを高めておいて、やめると…

インテリを遠く離れて

私は馬鹿だが、正直、馬鹿で残念である。 馬鹿じゃなければ、私は学者とか評論家になりたかった。本来私はインテリ志向なのだ。でも学生の頃に自分は馬鹿だとわかったので、あきらめたのだ。 デブじゃないから力士になれない、女じゃないからレースクイーン…

おしらせ

歌人の斉藤斎藤さんが発行する歌誌「風通し」の創刊号に参加しています。 くわしくはこちらの記事をご覧下さい。 http://blog.goo.ne.jp/ggippss/e/acfc1a779c2c8881ab213b34145470f7 新作短歌「案山子!」三十首を寄稿、あと連作歌会(合評)に参加していま…

勇気の見せ方

作品に必要なものは勇気だ。根拠の積み重ねで固めていかないと近づけない場所はある。だが最後まで架け橋が届いているものは作品とは呼べない。 根拠をつなげても届かない場所にむけ、どこかで勇気をふりしぼって跳び移っているのが作品だ。 跳んだ距離が作…

断片化日記

だいたいにおいて、自分の周りを壁で囲むと安心するので人は家に住むわけだが、まわりが何も見えないと不安だからせっかく囲んだ壁にわざわざ穴もあけるので、家には窓があるのである。 現代詩手帖を図書館に何冊か借りてくる。私は詩がてんでわからない。が…

vaccine sale

二個目のほうの短歌ブログで、超みじかい散文と短歌を合わせることを実験的にやっています。形としてはべつに珍しくないし自分でも昔つくってましたが(使ってた日記サイトが消えたので一緒に消えましたが)、小説とか短歌とか詩とかいうジャンル意識をぐら…

斜面を感じない

物語というのは斜面です。それは始まりから終りに向けて下り続けています。部分的に平坦だったり上り坂が含まれていたとしても、全体の下る力にそれは飲み込まれ、乗り越えられてしまうほどの例外にとどまります。 この斜面のうえに小説は書かれます。すべて…

小説は小説家が書くもの

小説を書いていていつも苦痛なのは、自分の書いているものが小説だとはどこか致命的なまでに信じきれないまま、信じたふりをして書き続けなければならないというところだ。 これは小説と呼ぶにはボーダー上にあるようなものを私が書いている(そうでありたい…

残雪の書き方

残雪『蒼老たる浮雲』(近藤直子訳)の訳者あとがきの中に「ある台湾の新聞(『中時晩報』一九八八年六月九日)のインタビュー記事」の一部が載っていてそれが残雪の具体的な執筆方法について触れていて興味深いだけでなく役に立ちそうなので引用しておく。 …

脳内都民として

あの人の脳内山谷にはあるのですから。 われわれ都民は脳内知事が現実の首都の知事も兼ねるという未曾有のスペクタクルをこそ味わうべきなのです。 現実の都民は、脳内知事の脳内都民にも自動的に二重登録されています。 知事の脳内鉄道である大江戸線は、現…

手加減なしの残雪

わたしの同僚の父親は火葬場の死体焼きだった。人生の大半を死体を焼いて過ごしてきたため、全身からそんなにおいがした。ある日、その家族はひそかにしめしあわせて、みんなで彼を置き去りにした。彼はひとり寂しく火葬場の墓地のはずれの小屋に住んでいた…

虫の小説

右肩から右ひじを経て右手中指にかけてが腱鞘炎的というか神経痛的に痛い。朝起きるたびにそれが酷かったり軽かったりする。そんなことはべつにどうでもよく、便所の床が最近べこべこして踏み抜きそうになってることが気がかりだが、腐ってるんだろうか。私…

人に伝わる言葉を話してはいけないこと

自分だけの崖っぷちに立つには「私だけが崖っぷちに立っている」という自覚とともに内陸を眺めるような態度は妨げになるのであって、ほかの「自分だけの崖っぷち」に立っている人々と個別に出会うことだけが私を私だけの崖っぷちに案内するだろう。 あなたの…

残雪「蒼老たる浮雲」より

老況(ラオコアン)は母親の怒りをひどく恐れていた。少しでも怒られると脅えてどうしようもなくなり、つらくてもう、生きていけないような気がした。その日の晩、老況(ラオコアン)は悪い夢を見た。寝ていたベッドをだれかが下から抜き取ってしまい、身体…

筒井康隆の幻想的な短編が読みたくて家から一番近いほうのブックオフに行ったら、以前より価格設定が上がってるような気がして気が滅入る。でも今は家から二番目に近いほうのでかいブックオフは休業中なので、こっちで買うしかない。となりのドラッグストア…

読んだ本

『隣之怪 蔵の中』木原浩勝 『映画の頭脳破壊』中原昌也 『怖い話はなぜモテる』平山夢明・稲川淳二 『恋とはどういうものかしら?』岡崎京子 『黄泥街』残雪 『隣之怪 蔵の中』を読んで、ここに収録されている怪談はそのまま口頭の語りに移しても(朗読とい…

下痢と雷

読んだ本。 『グチ文学 気に病む』いましろたかし 『「超」怖い話 怪歴』久田樹生 『ヨッパ谷への降下 自選ファンタジー傑作集』筒井康隆 『ゲゲゲの鬼太郎 吸血鬼エリート』水木しげる 『怪奇事件はなぜ起こるのか』小池壮彦 『本の森の狩人』筒井康隆 『魔…

自己ベスト

自己評価と、他者による評価はつねに食いちがい続けるものだろう。 これまで私の書いた八百字小説で自己評価が一番高いのは、今年の怪談大賞に出した中の一本「私の未来」である。私は怪談に、そこに何も書かれていないものの重量を静かにつたえる語りの軋み…

怪談とリアリティ

ビーケーワン怪談大賞の結果が出る。 http://blog.bk1.jp/kaidan/ 私の書いた「百合」も佳作に入っていた。 選考会レポートの中で、福澤徹三氏が怪談を取材する重要さを語っていた。私自身は取材をしないのであれだけど、怪談書く人はたとえ小説でも取材はし…

画面は誰かの鼻の穴

最近読んだ本。 『赤いヤッケの男』安曇潤平 『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』あせごのまん 『懲戒の部屋 自選ホラー傑作集1』筒井康隆 『人造人間キカイダー』(1)〜(4) 石ノ森章太郎 オリンピックを全然見てないのはテレビを見ないからで、ほ…

紙に書いた物語、の自由

物語が現実にある家だとすれば、私が必要としているのは家の間取り図だけだ。かつてそこにいたことのある、或いはいつかそこに行くことになるかもしれない家の間取り図。そのようなものとしての物語にしか本当のところは関心が持てない。私が“掌編しか書けな…

意志のように不調

読んだ本。 『プロレスへの遺言状』ユセフ・トルコ 『真・都市伝説』呪みちる他 『コリドラー〜廊下者〜』(1)(2) サガノヘルマー 『ゲゲゲの鬼太郎〜地獄流し』水木しげる 『映画監督に著作権はない』フリッツ・ラング 『ゴダール革命』蓮實重彦 ○ ●機械は正…