隅ノ墓という醜名の相撲取りがドアレンズを外から覗き込んでいる。「八卦よい見えるぞ、あばら骨に隙間あらば郵便受けになるなり、さああ残った」途中から裏声に変っていた。
首のない胴体がつきまとう私は胴体のない首なので、舌で這って逃げる。
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。