2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴシックハート

意味のあることを書かなくて済ませるには書き続けることなのだが、ちょっと気を抜くとすでに書き続けていないのだ。そして書き続けていないところには書き始めないと書き続けることができず、書き始めることは意味ありげで私は自分で自分の書き始める様子に…

誰が見ても人でなし

中原昌也「誰が見ても人でなし」(「群像」十月号)。初期の中原昌也が小説の余白にものすごく面白い落書き(落書き付きの小説ではなく、余白の落書きのみでそこにない小説を意識させるようなもの)を書いていたとすれば、ここ数年の中原はあくまで小説その…

スイッチ

考えてないことを書くことで私はそれを考え始める。

鮪と文学

指にささくれが出てじゃまだったので毟ったら血が出た。そのへんに付いたらまずい(バイト中につき)と思ってあわてて舐めたらマグロの赤身の味がした。マグロ食べるとき、ようするにあれは血の味が今までしてただけか、ということだ。でも血なんていくらで…