2003-12-29 短歌日記 短歌 作品というのは、入口も出口もない迷路なので、だれも中へ入ったことなどないし、だれも外へ出てきたこともない。われわれはあらかじめ迷路に閉じ込められ、出口を求めて内部をさまよい続けているか、ぜったいにみつからない入口を探し求め、作品の表面をひたすら撫で回しつづけているのか、そのどちらかであり、あるいはどちらでもあるのだ。 反地球回りに夜の山手線ぼんやりしているのは死ぬ前