さっき、たくさん犬の出てくる夢を見ていた。
それはあかるさがなつかしさに曇っていて少し苦しいタイプの夢だったような気がする。
おそらく今年最後に見た夢ということになるだろう。
今年と来年の区別には何の意味もないことはいうまでもない。
私はいつも今年にしかいることはできないのだ。
来年の夢は来年の私が見るものであり、今年の私がそこに追いつくことは永遠にない。
犬は大きなものも小さなものもいて、つながれずに歩きまわっていた。
私は犬にとくべつな愛着はない。だから友達になれる余地はあるのだともいえる。犬に。