黒い道 喉元をおさえつける指に力がこもると、堰き止められた血管の先が空虚な黒い道に覆われていくのを私は感じた。 そして朝。いつものようにカーテンの穴という穴から漏れる光。牛乳を注ぎいれたコップがテーブルに置かれ、ちいさな羽のある生物がひとつ…
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