輝け!大東亜共栄圏

ここんとこ益々マンガに疎い私がさいきんはじめて読んだ駕籠真太郎の『輝け!大東亜共栄圏』は、軍事趣味とかスカトロ趣味とか巨大女趣味とかさまざまな特殊「趣味」がいずれも高濃度にぎっしり詰めこまれた夢のような猟奇ポルノマンガで、たぶんいろんな好きなマンガのいちばん濃いところだけ厳選して集めて批評的に組み立ててる(つうかその集めてくる基準が批評的)ところがなんだか美術ぽくもあるマンガであり、しかも本気で官能的でさえあるところがなんとなく会田誠と似ているかもと思った。と私のボキャブラリーでとりあえず何か感想がいえることの三億倍くらい実物は面白くていやらしくて感動的なので、凄すぎると思う。