ドリフについてのメモ

ドリフの「全員集合」のいかがわしさと暗さを見落としてはいけないということ。いわゆる人情に満たされることもなければナンセンスの強度に支えられることもなかったドリフのTV喜劇の、あのよるべない寂しさの漂う殺伐とした薄暗い(という印象があった)舞台にしつられてあったものがまるでお化けの出そうな家や監獄などのセットであったこと。子供たちがドリフに惹かれてやまなかった理由のひとつがそこにあったのではないか。ドリフの暗さから目が離せなかったのではないのか。