2004-06-09から1日間の記事一覧

まるまってしまう昆虫 図書券と交換できる花をつむとき

果てについて

物語の果てと世界の果てはぴったり一致するのが理想的だ。物語の幕がおりたあとの登場人物の人生など、何ひとつ想像できないのが望ましい。

シラフになる

というわけで小説を「書いてもそのこと隠せない人」である私は、文学賞にもたびたび応募してしまうほど「隠せない人」なのだが、応募作を〆切り直前やすでに原稿を投函したあとで読み返しながら、私は毎回飽きもせず同じように新鮮に愕然とするのである。 こ…