2008-05-17から1日間の記事一覧

地獄という日常

ちょっと前に大岡昇平の「野火」を読んだ。 地獄のような戦場の体験、という決まり文句でも語れるだろう肺病やみの一兵士の体験する死屍累々の世界が描かれるのだけど、その地獄にはまた、地獄の底までこんな瑣末な日常の景色がしつこくつきまとうのかよと思…

奇妙な人のバラエティ

最近読んだ本。 『弁頭屋』遠藤徹 『図説 フロイト―精神の考古学者』鈴木晶 『砂の降る教室』石川美南 『姉飼』遠藤徹 『パーソナリティ障害がわかる本』岡田尊司 『ハートに火をつけて! だれが消す』鈴木いづみ 『天使の病理』坂田三允 『サイコパスという…