ブックバトン

id:pnoさんから回していただきました。


・持っている本の冊数
たぶん700〜800冊くらい。大して買わないのに、ほとんど捨てたり売ったりしないので溜まる一方。


・今読みかけの本 or 読もうと思っている本
●「城」カフカ
たまに思い出したように数ページ読んでは熟睡してしまう。


●「四谷怪談―祟りの正体」小池壮彦
小池氏の著書ではこれだけ読んでない。近所の図書館になかったり、金のあるときに本屋で出会わなかったのが理由。遠くの図書館にはあるとわかったので借りようかと思う。


・最後に買った本(既読、未読問わず)
●「大王」黒田硫黄
もちろんブックオフで。今「黒大王」と誤変換してはじめてタイトルと作者名の関連に気づいた。絵がうまいなあと思った。


・特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
●「江戸昭和競作 無惨絵 英名二十八衆句」花輪和一・丸尾末廣
この画集における丸尾末広ほど「脳のあの秘密ボタン」を押しまくってくれる作品は(他ジャンル含めて)ほかになかった。丸尾氏の持ち味であるかもしれないノスタルジーや耽美の意匠があんまりなく、無意味な狂気が野放しに炸裂しまくり。


●「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・K・ディック
小〜中学生にかけて一時SFを読んでいた。ハヤカワ文庫の棚にいくといつも目に止まった印象的なタイトル。以後SFとは疎遠になったままだが、数年前はじめてこの本を読んだときは驚いた。こんなに私が読みたかった(ことには無自覚だったが。あるいはひそかに書きたくもあった)小説がこの世に存在していたことへの衝撃&歓喜


●「流血の魔術最強の演技―すべてのプロレスはショーである」ミスター高橋
どんな立派なことが書かれてても孤高の警世家には見えない。ミスター高橋はたぶん自己顕示欲のつよい俗物のオッサンなのだろう。それも含めてうっとうしいまでの無邪気さは「裸の王様」の子供的だと思う。とにかくピーターに叫ばれるまで私は、王様は服を着てる、と信じることにほぼ成功していたのだから!


●「マリ&フィフィの虐殺ソングブック」中原昌也
これほど繰り返し何十回も読んだ本はほかにない。読んでも読んでも新鮮な効き目が持続。世界の果てから果てへ、頭の悪い中学生が深刻な表情で瞬間移動し続けるようなどこにもない小説集。


●「超芸術トマソン赤瀬川原平
あの世とか異界とか非現実というものが、すべてこの世の現実のそこかしこに実在する入口を持つこと。さらにいえば入口しか実在しない(ゆえにそれはまぎれもなく夢でも空想でもなく現実なのだ)ということを啓蒙された本。誰も出入りすることのできないドアや、どこへも行けるわけではない階段について語る言葉が、びしびしとこの世からの出口を指し示しながら視界から消えていく。


・バトンを渡す人
類似企画が短期間にはてな内で多数出回ってるようでもありますので。
ここに置いときますねバトン。