071216

港の見える丘で待ち合わせたのに、あなたが現れたのは煮納豆の煮えるおっ母だった。


目がさめるまではそれでいいと疑わなかった。


目がさめたらそれはなにもかも許しがたいことに変わっている。


私は煮納豆の煮えるおっ母公園の中心であなたを立って待っていたことになる。


ベンチがなければ地面に座るし、蛇口に口をつけなきゃ水が飲めない、このわたしがだ。


立って、待っていた。