071203 知り合ったときAV女優を辞めたがってたKちゃんは、今ではれっきとした殺し屋だ。使うのは専ら青龍刀で夜道で背後からいきなり襲うのが得意技。だが最近になって私は、実はKちゃんは誰からも殺しの依頼を受けてないのらしいのを知った。どこからも頼…

071209 髪の毛座、がどこにあるか知らないことがさいわいなのだ。 宇宙はいつもぐるぐる回っているから、気になる方角もぐるぐる変わり続ける。 宇宙酔いの世界へようこそという話になる。 髪の毛の下にある顔あたりが言いそうなことだ。

071201 他人のために何もしたくない。と思いながら寝ていると、夢に他人が現れた。他人の頭はくずれかけた積木のようだった。私は被害にあわぬよう道の端によけて歩いた。 それが気に入らなかったのか、他人は血相を変え私を追ってくる。 左右に頭を、ぶるん…

071126 実験用の猿だから安く売っていた。ペット用の半額以下だ。子供服を着せて連れ歩くと私は頭のおかしい女だと思われる。それは私が女装してるせいでもある。でもこれもひとつの実験だ。

近況

冷凍バナナを食べたら奥歯がじわじわ沁み続けて、虫歯なのかが心配。近況というか現況です。 以前ミクシィで書いて埋もれてたテキストを昨日からここに貼りはじめる。あと昨日はセルフ散髪して白髪の増加を確認。ここんとこ目にみえて増えてる勢い。 数日前…

071123 すくすく狂う。出だしを忘れた音楽みたいに、山奥の道なき道のほうへふれていく。林道がけもの道に、けもの以前の道にさかのぼり、人間の頭くらいある肌色のきのこに腰かけてしばらく休憩。 拳銃の銃口がこちらを向いたまま生活する。隠しカメラのよ…

071123_2 誤飲した硬貨が十万円に達したら手術を受けることになっている。という夢を子供の頃から見つづける。両親は見たことのない二人組みで、漫才師の夫婦に似ている。私がかれらに受け答えする関西弁は不自然だ。私はこの人たちの子供ではない。 私が気…

固有名詞の幽霊について(Twitterより)

文章を読んでて、そこに影も形もない固有名詞を読み取ってしまうことがある。あれは一種の幽霊だな。10:11 AM Jul 20th 読んでて、というかざっと眺めたときに固有名詞(おもに人名)を見つけて、改めて読んでみるとどこにもない。注意深くさがすとその固有…

間に合った

ビーケーワン怪談大賞ブログ http://blog.bk1.jp/kaidan/ 『蛾』/我妻俊樹 http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/010057.html 『薫』/我妻俊樹 http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/010066.html 徹夜したよ!

090615 胸まであいたいやらしい靴を履きたがる女の子と、蝿がたかったキャンディーみたいな憂鬱持ちの男の子なら、どっちが大統領にふさわしい? 一日それで頭がいっぱいだったお蔭で何度もクラクションで起こされ、事務所に戻ると、バンパーが無疵で血痕ひ…

090614 出口のところであたまにのせる係の人がトイレに行っていたから、私だけずっと帽子がなかった。

てのひら怪談&怪談大賞

([か]2-2)てのひら怪談 己丑 (ポプラ文庫)作者: 加門七海,東雅夫,福澤徹三出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2009/06/10メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (8件) を見る文庫版第二弾発売されました。拙作も三つ収録。 母体になってるビーケ…

090530 展覧会はまだ始まっていないから、私は象に乗ることにした。階段があって矢印のついた看板が手すりに取り付けてある。「←アフリカ象」と黄色いペンキの文字。私は踏むたびにきしむ板を順番に踏んでのぼっていった。景色がひらけて林のむこうに町が見…

090321 鳥を帽子のようにかぶることがその通りでは流行った。耐えられないにおいになるまでかぶり続けたあと、公園の地面に埋めにくる人々の列がある。だが不思議な病気がきっかり通りの長さだけ流行り、しだいに公園は住人の墓地に塗り替えられていくのだっ…

「喜劇 眼の前旅館」より転載。 アンナ・カヴァン『氷』読了。何かうまくいえないよさのある小説だと思う。こういう抽象的というか、比喩に流れがちでユーモアのない文章は本来好みじゃないけど、それが美的なほうには向かわず、何か朦朧とした霧のような中…

ゼロ年代って今年で終わりなのか

つい最近、具体的にはここ一週間ほどで今が「ゼロ年代」なんだと知った私でしたが、うかつにも今年までとは気づかなかった。2009、ってほらゼロがいっぱいあるからまだまだだと思っていた。最初のゼロ二つは無視なのか。そりゃそうだ! だからもう遅いので、…

ニックとグリマング

フィリップ・K・ディック『ニックとグリマング』を読了。ディックが残した唯一のジュブナイル作品とのことだが、フィリップ・K・ディックという作家のSF小説としてみればぶっ壊れてる部分にあらわれがちな魅力が、ファンタジーの枠の中でのびのびと発揮さ…

抱負的な

年の初めは一年に呪いをかけることができるので、せっかくだから。 今年は、自分にとって本当に面白いものだけ書くようにしたい。人の評価を気にすると、外在的な枠にどう自分を合わせるかが重要になる。そこ(枠)が審査が行われてる現場だから。 すると枠か…

予定日記

この大事な時に新PC(とはいえ中古)のバックライト不調で旧PC(液晶死にかけ。起動不安定)に引越し。まーいつ画面が暗転するかという不安に怯えて書くよりは、不具合を知り尽くしたポンコツのほうがほんのちょっとましかと。ぎゅっと押し込まないと出ない…

予定日記

私はつねに、たいてい、前から順番に、その先のことは何もしらずに、進みたいとねがう。 だが、ここよりずっと先のことが、とつぜん思い浮かんでしまう、ことはよくある。 浮かんだ以上、記録しなければならない。しかも、いきいきと、つまりスケッチにとど…

予定日記

この週末で50越えを。(現在30超) きのうは朝宇宙戦争で脳メーター振り切る(すごい。傑作)。書けまくる。午後〜夜ガス欠。 きょうは朝からしごく低調。あの場所にもどれない。夢なのか? 方向もわからず。暗澹。 で、すがるように叫みはじめたら突然視界がひ…

里親募集

友達の神田ぱんさんが猫の里親を募集しています。 くわしくはこちら。 猫が飼いたい、ちょうど飼いたいところだった、という方はぜひご訪問を。

予定日記

(年内はほとんどこういう日記と思うので悪しからず。) やはり予定どおりいかず。本がとにかく読めぬ。寝不足で。べつ忙しいからでも不眠症でもなく、あまりにメリハリない日々でいつ寝ていいか判らない為。活字追うとここぞとばかり寝る。間違ってる。なので…

予定日記

少しも予定通りにならない。が、予定は○意識するため(×守るため)にある、か? 守らないと意識し続けられないだろう。守れるように立て、守りに行く。 夢かけ続き。書く。映二本(洋〜70's)を午後と夜に。書く。あいまに伝令了へ。以上。あとは書く。

予定日記

時間を滝のようにどぶにそそぐ毎日に恐怖を覚える。これからは予定を立てて生きることにする。 予定は「予定日記」カテゴリーに書く。リリース後約24時間有効(影響が持続)。自分への伝達効率、呪文性の獲得、プライヴァシー保護、精神の完全確保などのため記述…

メレンゲで読む

十二月になっている。 今年驚いたのは近所の金木犀がいっせいに咲いたときだった。 「こないだ咲いたばかりだよな。二、三ヶ月くらい前?」「いや、こないだと思うのは錯覚で、ほんとは数日前なんじゃないか」「つまり数日前にそう思ったことを忘れてて、あ…

県境を越える

解約したプロバイダにモデム返却のため、県境を越えてゆうパックを出しにいった。ゆうパックは窓口に持ち込むと百円安くなり、同一の県から送るとさらに百円安くなるのでそうした。最初はやたらいろんなものを無料にして歓迎ムードを高めておいて、やめると…

インテリを遠く離れて

私は馬鹿だが、正直、馬鹿で残念である。 馬鹿じゃなければ、私は学者とか評論家になりたかった。本来私はインテリ志向なのだ。でも学生の頃に自分は馬鹿だとわかったので、あきらめたのだ。 デブじゃないから力士になれない、女じゃないからレースクイーン…

おしらせ

歌人の斉藤斎藤さんが発行する歌誌「風通し」の創刊号に参加しています。 くわしくはこちらの記事をご覧下さい。 http://blog.goo.ne.jp/ggippss/e/acfc1a779c2c8881ab213b34145470f7 新作短歌「案山子!」三十首を寄稿、あと連作歌会(合評)に参加していま…

勇気の見せ方

作品に必要なものは勇気だ。根拠の積み重ねで固めていかないと近づけない場所はある。だが最後まで架け橋が届いているものは作品とは呼べない。 根拠をつなげても届かない場所にむけ、どこかで勇気をふりしぼって跳び移っているのが作品だ。 跳んだ距離が作…